ミニ四駆について
(2008-09-07 更新
プロトセイバーEVO製作記 追加)
↑ クリック
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↑↑↑改造製作 by 管理人(あと2台足りないような・・・)
◎TVアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」は、WGP編までは全話繰り返し2回程見ています。
(MAX編は途中で挫折しました)
(ここではその感想は述べません。そのうち他のコーナーで少しやりたいです)
管理人は大学の機械科卒なので、このコーナーでは、ミニ四駆の構造について、少し述べてみたいと思います。
◎皆さんは、「超速ギア」という言葉をご存知でしょうか?タミヤのミニ四駆のチューニングパーツ(別売)とし
て、当時購入した人もいると思います。(超速ギア(超速ギヤー)は、確かMAX BREAKERの発売から、
キット内に標準装備されたと記憶しています)
他に、「標準ギア」や「ハイスピードギア」という組み合わせが有りました。また、ギアの組み合わせ以外に
モータの種類で速度(REV)チューンやトルクチューンを施していた人もいると思います。
以下に、少し簡単な数式混じりで順に解説していきます。それと、車いじりが好きな人は、「モータ」の
ところを「エンジン」という単語に置き換えてみるといいかも。
☆基本式は2個
速度 V[km/h] = モータ軸回転数 N[rpm] x 60 x π x タイヤ径 d[mm] x (10^(-6)) x ギア比Z ・・・(Fig..1) ギア比Z = (1/最終減速比) x (1/求めたい段の変速比) ・・・(Fig.2) |
さて、なんのことかさっぱりわかりませんね。大丈夫です。図を書きながらもっと簡単(原始的)に解説していきます。
ここからサイクロンマグナムを例にして考えていきます。
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↑↑↑サイクロンマグナム(スーパーTZシャーシ + 標準ギア)
ミニ四駆の場合、上図からもわかるように、後輪から前輪に動力を伝達するシャフトの黄色のピニオン
ギアと、前後輪のピンク色のギアは、前後輪で同一の物を使用します。そして、前後輪のタイヤ(とホイ
ール)は、太さは違いますが、外径は同じなので、前輪と後輪の回転速度(回転数)は同じです。よって、
モータと後輪の関係のみについて考えていきます。
@標準ギア[5:1]の場合

↑↑↑上記写真の略図
P1〜P4は、全てピッチ円直径(PCD)で示しています。ノギスで測定したレベルなので、多少誤差がある
かもしれませんが、ギアとギアが噛み合う時の、お互いのギアの平均接触直径のことと考えてください
(機械工学的には、この説明では不十分ですが、イメージはわかりますよね)。
もしモータ軸が100回転したとすると、ピニオンギア1の総回転距離[mm]は、
πd x 100 = π x P1 x 100 = 400π です。
その時の一体ギア(青色)2-3の回転数N(23)は、ピニオンギア1の総回転距離との関係より、
400π = P2 x π x N(23)
∴N(23) = 400/12
その時の一体ギア(青色)2-3の、ギア3側の総回転距離は、
πd x N(23) = π x P3 x N(23) = 9π x (400/12) = 300π となります。
その時の黄緑色ギア4(=後輪シャフト=後輪タイヤ)の回転数N(4)は、ギア3側の総回転距離との関係
より、
300π = P4 x π x N(4)
∴N(4) = 20
よって、モータ軸が100回転すると、後輪シャフトは20回転するということがわかりましたね。
この比は、5:1です。
これが、標準ギアのギア比は[5:1]と言われている理由です。
A超速ギアの場合

↑↑↑超速ギア(スーパーFM・TZシャーシ用)略図
上記@と同じように順々に計算してもいいのですが、一体ギア(灰色)2-3と、ギア4のPCDが変化しただけ
です。それと、@で行った計算の過程は、簡略化すると、以下のようになります。
| 4 x (1/P1) x (P3/P2) x (1/P4) = 1/ギア比の左側の数字 ・・・(Fig..3) |
(練習:標準ギアでは、P1,P2,P3,P4 = 4,12,9,15 なので、
4 x (9/12) x (1/15) = (1/5)となり、確かに合っている。)
では、計算してみましょう。
超速ギアの場合、P1,P2,P3,P4 = 4,12,11,13
を(Fig・3)式に代入して、
4 x (11/12) x (1/13) = (1/(39/11)) ≒ (1/3.545)
よって、超速ギアのギア比は、[3.545:1]です。ミニ四駆のMAX BREAKERのパッケージには、側面に
[3.5:1]と記載されていて、管理人の計算値は大体合っているようです。このギア比の左の数値が低い
ほど、後輪シャフトが、よりモータの回転数に近づくことになり、高速セッティングとなります。
Bスーパーカウンターギア(ハイスピードギア)[4:1]の場合

↑↑↑スーパーカウンターギアの略図
P1,P2,P3,P4 = 4,12,10,14
を(Fig.3)式に代入して、結果として、ギア比[4.2:1]になります。@とAの中間のセッティングですね。
豪が推奨したセッティング
レッツ&ゴーの第何話だったかは忘れましたが、豪がクラスメイトに勧めたセッティング「レブチューン
モータに青と黄緑色のギア」の場合を計算してみます。
(Fig.1)式をここで使用します。
レブチューンモータ適正回転数 17600[rpm]で、標準ギア[5:1]です。 ノーマルタイヤ(φ26)使用
の場合
速度 V[km/h] = モータ軸回転数 N[rpm] x 60 x π x タイヤ径 d[mm] x (10^(-6)) x ギア比Z
= 17600 x 60 x π x 26 x (10^(-6)) x (1/5)
= 17.24[km/h]
となります。機械的損失(摩擦抵抗)や空気抵抗など考えていない理論値ですけどね。
さて、(Fig..2)の式は一体いつ使うのでしょうか?
じつは、この式は、単なるオマケだったりします。この式は、(Fig.1)と一緒に、自動車の速度を求める
のに使用します。
5速マニュアル車(マツダ RX-7(FD3S 5型 TYPE-RS))のギア比(カタログより)
| 変速比 | |
| 第1速 | 3.483 |
| 第2速 | 2.015 |
| 第3速 | 1.391 |
| 第4速 | 1.000 |
| 第5速 | 0.762 |
| 最終減速比 | 4.300 |
タイヤサイズ:255/40ZR17 → 約φ635.8とする
エンジン回転数:8000回転とする
計算結果(8000[rpm]の時)
| 速度V[km/h] | |
| 第1速 | 63.98 |
| 第2速 | 110.6 |
| 第3速 | 160.21 |
| 第4速 | 222.85 |
| 第5速(トップエンド) | 292.46 |
(実際には、リミッターがかかっているので、180Km/h前後までしか出ませんが・・・)
◎自動車(特にスポーツ車)好きな方は当HPのMy車遍歴のコーナーも良かったら見て下さいね。